わたしのいるところ
─Dove mi trovo─
ジュンパ・ラヒリ
所在なさ。もたざるもの。
とるにたらない、はずのないもの。
─孤独でいることがわたしの仕事になった─
─この暗黙の結びつきのおかげで、わたしは何とか世界を憎まずにすんでいる─
低音を守ることはネガティブだろうか。
それらは寄り添い、「いつか背中を押してくれる」。
*
ジュンパ・ラヒリの掌編小説集。
https://courrier.jp/news/archives/246003/
本文から引用したかったが、
切り取るとシニカルさが目立ち別ものになる。
(そもそも翻訳文は誰の言葉だろう。)
原題は『Dove mi trovo』。
直訳するとおそらく、
─わたしはどこにいますか─
*出典 ジュンパ・ラヒリ『わたしのいるところ』(中嶋浩郎訳)